2005年06月13日

「日本を蝕む人々 平成の国賊を名指しで糺す」を読書中

最近、主に通勤中に「日本を蝕む人々 平成の国賊を名指しで糺す」(PHP研究所、著者:渡部昇一、屋山太郎、八木秀次)を読み進めている。
先週発売されたばかりのようです。
まだ読み終わっていませんが…。

歴史上の事件で意外に知らない話があって、いい加減な話や変な歴史観に毒されていたのだなと思う事しきり。
今こういう事に興味を持っているのはひとえに「反日」のおかげです。
「反日」をありがとう。

それはさておき、この本は全編対談なのだが、話題が広めで極端に深くはない分読みやすい。でも、きちんと抑えるべき原典の資料を示しながらの会話になっているので、この本の信頼性は高いと思って読んでいる。

この本では例えば、盧溝橋事件の話をしている。
昭和12年7月7日に起こったこの事件から日中戦争が始まり、この事件を起こしたのは日本軍であると教えられてきたが、本当の所は夜間演習中の日本軍に対して銃撃があり、それに対して中国軍に調査を要求したが拒絶され、2回目の銃撃を受けて再度調査を要求したが拒絶され、3度めの銃撃を受けた所で反撃に出たという事らしい。(もちろんこの時代は中華民国が中国政府であり、中国軍=国民党政府軍だった)
その直後に共産党が「成功」の意味を示す電報を打っていたことも後ほど判明したとも。
つまり、共産党が両軍を衝突させるように挑発した結果だったという事。
そして、日本軍はあくまでも交渉前提で進めていたという事ですね。


また、「紫禁城の黄昏」という本が東京裁判で証拠として取り上げられなかったことも書いてある。これは満州国が出来る経緯などについて書かれた本であり、かつて世界で大ヒットした映画「ラスト・エンペラー」の種本でもあるとの事。
この本に書かれた事実が東京裁判で取り上げられると、大陸侵略の共同謀議があったとする東京裁判そのものが成立しないため、証拠として取り上げられることがなかったのだろうと言っている。その他いろいろ・・・。

なお、岩波文庫版「紫禁城の黄昏」では第1章から第10章、および第16章などが削除されているそうだ。意図的かどうかは不明だが、反対の意味に訳している重要箇所もあるとの事。
その理由について渡部氏は「その理由は、「主観的な色彩の前史的部分」だからというのですが、これは「日本悪しかれ」の左翼史観にとって都合の悪い部分を削除したというのが本当のところだと私は思っています。詳しくは『諸君!』(平成十七年五月号)の拙論をご一読願いたいのですが、(以下略)」(「日本を蝕む人々〜」p.47-48)と発言している。
そんなわけで岩波書店も糾弾されるリストにあがっているわけですが。

著作物の中身を引用しているときりがないので、ぜひ本を読んでいただきたいと思います。特に私のように歴史に浅い人に。


そんな折り、Adazakura's Weblog: 復刻・禁苑の黎明(6/11) で知ったのだが、「紫禁城の黄昏」の原本の完訳が以下のサイトで進んでいる。

復刻・禁苑の黎明−Twilight in the forbidden city
http://nishio.main.jp/nichiroku/

刊行されて以後、著者が死亡してから50年が経って著作権問題が消失したためという理由もあるし、もちろん岩波文庫版では意図的な削除があるため。

また、これとは別に渡部氏による「紫禁城の黄昏」の完訳版が祥伝社から発売されているそうだ。電車の中で読みたい場合はこちら。

ところで、

ポリティカル・アフェアーズ: 禁苑の薄明 (2005/4/19)
http://politicalaffairs.seesaa.net/article/3046192.html

では、タイトルの訳について「著者が単に「TWILIGHT」としている以上、邦題は黎明でも黄昏でもなく「薄明」とすべきだったのではないだろうか。」と意見を述べられている。どうなんだろう?

posted by touji at 02:40| Comment(1) | TrackBack(2) | 政治、歴史など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございます。
参考にさせていただきます。歴史認識の難しいところだと思います。時間とともに真実に近づくこともあれば、歪曲され、あいまい化されることもあります。藪の中。事実と資料とて、自分に都合のよいものに片寄りがち。難しいからといって、すべて羅列するわけにもいかないでしょうから。
Posted by 友よ!! at 2005年06月13日 08:03
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復刻・禁苑の黎明
Excerpt: 「紫禁城の黄昏」という著書をご存知だろうか。 「紫禁城の黄昏」は第一級の支那学者・イギリス人のレジナルド・ジョンストン卿が書いた著書です。 映画「ラスト・エンペラー」のヒットにあわせ、岩波書店が岩波文..
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Tracked: 2005-06-13 03:29

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